内容(「BOOK」データベースより)
男の朝はわけアリ。宿日酔いに苦しむこともあれば、別れの哀しみを乗り越えたときもある。そんな一日を乗り切るために朝飯がある。「朝食を充実させられるのは、家庭料理だ。それで一日が始まる。はじまりのエネルギーを補強すべき料理でなくてはならない。朝食を、さらりと作れるようになれば、カミさんとして合格。少なくとも努力して十年はかかる」写真家、エッセイストであるとともに料理人としても著名な西川治氏が、三六五日の朝食を酒脱な文章で綴った実録的食卓エッセイ。

生姜と鰯。ちょっと濃い醤油味が御飯にいい
秋刀魚のはらわたは魚のなかでも白眉である
二日酔いにはなんといっても蕎麦
上等でない鮪は醤油漬けにするといい
どぶ汁はイメージとは違いなかなかうまい
ハイカラ好きな貴族たちが儀式化した七草粥
辛子菜の漬物の塩味と納豆はよく合う
みやげの穴子を豆腐と煮合わせる
乾燥したロスではパンとジャムがうまい
鰆の一夜干し。刺し身、焼き物、糟漬けにもいい
山東菜と油揚げの煮物。油揚げは何にでもよく合う
広東の家庭料理、広東泡菜を食べる
鮎の干したもので鮎素麺をつくる