内容(「BOOK」データベースより)
突然の雨から逃げ込む形で飛び込んだ、とあるレストランで出会った黒衣の女。携帯を忘れた彼女との不思議な縁で、作家・内田康夫は、誘われるまま美食の罠に陥った…。浅見光彦とともに、14のレストランを巡りながら、「食」に関わる歴史的出来事を分析し、現代の社会現象を批評し、また自己の思い出を語る、美味しく豊かなグルメ・エッセイ。

黒い服の女―赤坂・洋食「旬香亭グリル」
憂国の志士最後の晩餐―新橋・鳥割烹「末げん」
哀愁の街の食いしん坊―神戸・ステーキハウス「KOKUBU」
古い革袋と新しい酒―代官山・イタリアン「カノビアーノ」
女は猫男は犬―青山・フレンチ「カム・シャン・グリッペ」
女の罪男の罰―代々木上原・中国家庭料理「ジーテン」
淡白で繊細な日本の「?」―三田・日本料理「菱沼」
フレンチは目黒にかぎる―目黒・フレンチ「コム・ダビチュード」
浅見光彦倶楽部のヘン―牛込神楽坂・フレンチ「ブッフ・ア・ラ・モード」
「優しさは強さ」のココロ―赤坂・広東名菜「赤坂璃宮」
女の下心 男の上気―四谷・「寿司 纏」
悠久の歴史の陰で―京都・おばんざい「ひめごぜん」
殺意の女―表参道・フレンチ「ル・ゴロワ」
井上薫「最後の昼餐」―軽井沢・手打ち蕎麦「東間」